この記事では、Fireタブレット歴5年の私がこういった疑問にお答えしていきます。
目次
Fireタブレットで動作が重い原因
Fire 7 タブレットやFire HD 10 タブレットでフリーズしたり、動作が重くなる主な原因は以下のとおり。
- キャッシュ(余分なファイル)が溜まりすぎている
- ストレージ容量がいっぱい
- 不必要なアプリがインストールされている
- アプリがSDカードにインストールされている
- アレクサがオンになっている
- バックグラウンドで動作しているアプリがある
などなど、考えられる原因がいくつかあります。
それぞれの対処・解決方法を下で紹介していきます。
Fireタブレットで動作を軽くする方法
キャッシュを削除する
Fireタブレットのパフォーマンスを向上させるための最初のステップは、キャッシュパーティションを消去することです。
キャッシュパーティションとは、Androidが一時データを保存するためのスペースです。
まず、電源ボタンを押してFireタブレットをシャットダウンします。オフになったら、電源ボタンと音量小ボタンの両方を押します。アマゾンのロゴが表示されたら、電源ボタンを放し、リカバリ画面に入るまでボリュームボタンを押し続けます。
リカバリ画面で、ボリュームボタンを使用してリカバリメニューをスクロールし、「wipe cache partition」が選択されたら、電源ボタンを押して選択します。
このときに誤って出荷時設定にリセットするオプション(wipe data/factory rest)を選択しないようにしてください。次に、選択を確認するよう求められます。
リカバリー画面に戻ったら、下にスクロールして[電源を切る]を選択します。次に、電源ボタンをもう一度押し(ボリュームボタンを押したままにしないで)、タブレットの電源を入れます。
これにより、ファイルやアプリケーションデータが削除されることはありません。キャッシュパーティションには、通常自動的に削除される一時ファイルのみが含まれます。
不要なアプリを削除・アンインストールする
プリインストールされているアプリケーションのほとんどは削除できませんが、任意でダウンロードしたアプリやゲームは削除することができます。
ほとんど使用することがないアプリやゲームは、削除・アンインストールすることを検討してみましょう。
「Files by Google」で不要なデータを削除する
長い間Fireタブレットを使用している場合であれば、ジャンクファイル(ダウンロード、何年も前に削除したゲームからのフォルダーなど)が大量に蓄積している可能性があります。
Files by Googleは、ジャンクファイルを数回タップするだけで見つけてクリーンアップできる便利なアプリです。
未使用のファイルをクリーンアップしてもパフォーマンスに直接影響はありませんが、内部ストレージが不足すると、Androidの速度が低下し始めます。 Files by Googleは、タブレットのストレージをすぐにいっぱいにする可能性のある残りのデータやジャンクの種類を見つけるのに優れています。
SDカードにアプリをインストールしない
ほとんどのFireタブレットには内部スペースがあまりないため、microSDカードを挿入している人は多いはず。
古いFireタブレットでは一部のアプリをmicroSDカードに移動できますが、Android 7.0 Nougatを搭載した新しいモデル(2019 Fire 7または2018 Fire HD 8など)を使用している場合は、SDカードを内部ストレージのように使用できます。
ただし、アプリをSDカードに移動すると、Fireタブレットの速度が低下します。
最速のmicroSDカードでも、スマートフォンやタブレットで使用されている内部ストレージよりも低速です。
頻繁に起動させるアプリや機敏に動かしたいアプリは、SDカードではなくFireタブレットに保存するようにしましょう。
SDカードの速度は、データストレージには大きく影響しませんので、SDカードにはビデオや写真などをできるだけ保存しましょう。
本体の要領が不足してどうしてもSDカードにアプリをインストールする必要がある場合は、A2に対応したSDカードがおすすめです。A2はアプリの動作速度を最大限早くすることのできる規格です。
アレクサをオフにする
Alexa音声アシスタントを無効にするとパフォーマンスの問題とバッテリーの消耗を修正できると報告されています。
Alexaをオフにしても問題ない場合は試してみる価値があります。
ホーム画面から設定アプリを開き(または上から下にスワイプして歯車アイコンをタップし)、リストから[Alexa]を選択して、Alexaをオフにします。
バックグラウンド動作を制限する
Androidには、バックグラウンドで実行できるアプリケーションの数を制限するための設定があります。
通常、Androidは使用可能なRAMが不足するとバックグラウンドアプリを閉じますが、手動設定により制限を強めることもできます。
開発者オプションメニューをまだ有効にしていない場合は、有効にする必要があります。設定を開いて[デバイス情報]を選択し、[ビルド番号]をタップし続けます。[デベロッパーになりました]とメッセージが表示されれば、開発者オプションメニューが有効になったことが確認できます
[開発者向けオプション]メニューは、設定内の[システム]に表示されます。
アクセスしたら、設定アプリを開いて[デバイスオプション]を選択し、[開発者向けオプション]をタップして、[バックグラウンドプロセスの制限]を押します(下部にあります)。これを2プロセスに設定します。
これで、Fireタブレットは最大で2つのアプリのみをバックグラウンドで実行し続けます。
もしこの設定をオフにする場合は、オプションに戻って「標準の制限」に設定します。この設定は通常、再起動後にリセットされるため、タブレットの速度が低下していることに気付いた場合は、まだ有効になっているかどうかを確認してください。
Fire HD 10タブレットに買い替えるのも手
Fire 7 タブレットを使っているのであれば、Fire HD 10 タブレットに乗り換えるのも手です。
Fire HD 10 タブレットの方が一回り性能が高いので、処理速度も速くなります。
頻繁にFireタブレットを使用するのであれば、Fire HD 10タブレットに買い替えた方が全体的なパフォーマンス&満足度は高いです。