アメリカでサービス提供が開始されているeSIM対応のGoogle Fi(旧:Project Fi)。
調べる限りでは日本に対応していないが、「もしかしてできるんじゃ?!」と淡い期待を持ちつつ、手持ちのAndroidスマートフォン「Google Pixel 2 XL」でダメ元でGoogle Fiをトライしてみた。
結果的には、未対応のため接続を確立することができなかった。なので、この記事ではGoogle FiのeSIM設定を試みた過程をスクショ付きで紹介していきたいと思う。
目次
そもそもeSIMとは?
現在主流のSIMカードに対し、eSIMは端末自体に埋め込まれているSIMカードで、以下のような特徴を持ってる。
特徴・メリット
- 通信業者を変更する際にSIMカードを抜き差しする必要がない
- 一つのeSIMカードで任意の通信業者が選べる(アプリ上)
海外旅行(特に複数の国に跨る場合)に特に大きなメリットを発揮してくれると言われている。
対応端末
- Pixel 2/3シリーズ
- iPhone XS/XRなど
eSIMを使用するには、端末自体がeSIMに対応している必要がある。これがeSIMを使うための必要条件である。
Google Fiを使えるようにする手順
Google Fiのアプリをダウンロード、インストール
まずは、アプリをインストールする必要があるが、Play Storeで「Google Fi」と検索しても検索結果に表示されない。おそらく日本に対応していないからだろう。
それは予想がついていたので、海外のミラーサイトでapkをダウンロードしインストール。
ダウンロード元:https://www.apkmirror.com/apk/google-inc/project-fi/
Googleアカウントと紐づけをする
Google Fiに結びつけるGoogleアカウントを選択。ここまでは順調である。
使用する端末に関する質問
ここで「どの端末でGoogle Fiを利用するつもりか?」と聞かれる。
対応している機種を持っていればSelectで次に進めるが、持っていない場合は、対応端末の購入を薦められる。
私自身は手持ちのPixel 2 XLが対応していることがわかっているので、そのまま「Select」に進んだ。
端末に関する情報を選択
ここからは具体的に使用している端末、購入元を聞かれていくことになる。
eSIMに対応している端末かどうかを確実に確認するためだと思われる。
対応端末であることを確認
「This phone is likely compatible with Fi」と表示されれば、ひとまず第一関門をクリア。スマホ端末自体はGoogle Fiを利用できる環境であることを確認。
ただし、「テストが完全に完了しているわけではないが、ほとんどの機能を使用できる」 とも表示されている。
対応機種であれど、まだ本格対応していないということなのだろうか。
とりあえずこれで次のステップに進める状態となった。
料金プランを確認する
下の料金プランが表示される。
eSIM料金表
通話&テキスト | 20ドル/月 |
---|---|
データ通信 | 0~60ドル(※)/月 |
※6GBまでは10ドル/GB。これ以降は無料で通信できるようになる。言い換えれば60ドルで使いたい放題の状態となる。
また他の使用者を登録することができ、二人目以降の使用者は「通話&テキスト」が15ドル/月で利用できる。
住所を入力する
次のページはいよいよ住所の入力画面。ここが一番難関であることはわかっていた。日本で使用することを宣言してしまうことになるためだ。
兎にも角にもダメ元で入力してみた結果…
やはりだめだった。
「現在、あなたの地域は対応していません」というメッセージが表示されてしまった。これ以上は先に進めないため、今回の検証はここまでとなる。
後記
冒頭からわかっていたものの、やはり日本では使えなかったGoogle Fi。日本での対応が待たれる。
どのような料金体系になるかは現時点では不明だが、今回の検証時に確認した料金プランであれば、十分にメリットはあると思う。頻繁に海外旅行・出張するユーザーであれば、間違いなく便利になるだろう。
現時点では、香港の「3香港」、ドイツの「Truphone」であれば日本に対応しているとの情報もある。
Google Fiが現時点では使えない以上、こちらも追って試してみる予定。
「Google Fiの設定が完了していません」と、通知バーに表示されるように。余計、未練がましくなってしまう。。
2019年10月1日現在も未対応であることを確認
人気記事 【99円クーポン配布】AmazonがKindleマンガ割引キャンペーン実施中!
アメリカのホテルの住所入力したら できましたよ