中国のスマートフォン大手会社Huaweiは今週、中国東DongでHuawei開発者会議を開催しています。
このカンファレンスで、ファーストパーティオペレーティングシステムであるHarmony OSを発表。
そして、2019年9月8日にAndroid Q 10ベースのOS「Harmony OS(EMUI 10ベータ版)」がHuawei P30 Proにアップデート配信されることが明らかになりました。
目次
2019年9月8日に「Harmony OS(EMUI 10ベータ版)」が配信される
最初の公式EMUI 10ベータ版は、2019年9月8日にHuawei P30 Pro向けにリリースされます。
Huawei P30 Pro以外でも、P20やHonorシリーズなのど、Huaweiのデバイスを所有している場合、多くの機種で随時EMUI 10ベータ版にアップデート(バージョンアップ)できるようになるとのこと。
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EMUI 10からの主な変更点
ダークモードの切り替え
Android Q 10の大きな変更点の機能の1つは、システム全体のダークモード切り替えです。
有効にすると、Androidの仕様に従ってダークモードが適切に実装されているすべてのアプリにダークテーマが表示されます。Android Q10を実行しているすべてのデバイスは、一部のOEMによって実装されたオプション機能ではなく必須のプラットフォームレベルの機能になったため、ダークモードにアクセスできます。
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サードパーティアプリに対しても強制的にダークモード適用可
段階的にGoogleアプリがダークテーマを対応してきていますが、いまだ対応していないサードパーティのアプリはたくさんあります。
GoogleのAndroid Q 10ベータ版では、すべてのアプリの色をインテリジェントに反転する「開発者向けオプション」の「ダークモードを強制的に実行する」設定があります。
これにより、EMUI10では、アプリにダークテーマが追加されているかどうかに関係なく、すべてのアプリを暗くすることができます。
設定画面の簡素化/再編成
EMUI 10の新しい設定ページでは、頻繁に開かれるアイテム(Wi-Fi、Bluetooth、モバイルデータ)が一番上に配置され、同様の設定が小さな区切り線で区切られてグループ化されます。
新しくなったカメラのUI
EMUI 10では、EMUI CameraアプリのUIが微調整されました。
HuaweiP30 Proのデモ機で、カメラモードのタイトルとシャッターボタンの間のスライダーが赤い点に置き換えられていることがわかりました。
左右にスワイプしてさまざまなカメラモード間をスクロールできますが、実際のビューファインダーをスワイプしてカメラモードを変更することはできません。
新しいスワイプアップアプリドロワージェスチャ
ランチャーを上にスワイプしてアプリの引き出しを開く機能です。
これは、最初に第1世代のGoogle PixelスマートフォンでPixel Launcherに最初に追加されましたが、EMUI LauncherはEMUI 10でようやく入手可能になりました。
上にスワイプするとホーム画面に遷移するアニメーション
EMUIの組み込みのナビゲーションジェスチャを有効にして下から上にスワイプすると、アプリページが最小化されます。
一部のタイルの新しいクイック設定アニメーション
例えば、機内モードに切り替えると、飛行機が前方に移動する短いアニメーションが表示されます。
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